2024/07/17 11:53
“MADE in KOREA”のセレクトショップ
「梅と木もれ日」です。
いつもブログを読んでくださりありがとうございます!
韓国・釜山に工房を構えるパッチワークブランド
HANJIHEE CLASSIC / ハンジヒクラシック
実は2010年代に相次いで、
韓国映画やドラマにその作品が小道具として登場していたのをご存知でしょうか?
日本でもファンの多い俳優マ・ドンソクさん主演の「ブラザー」や、
キム・ハヌルさん主演の「空港に行く道」など、
今や動画配信サービスでも観られる映画・ドラマの中で、
HANJIHEE CLASSICの美しいチョガッポ(韓国パッチワーク)が、
ワンシーンに彩りを添えているんですよ。
2年前のブログでも一度ご紹介しました。ご興味のある方は☞こちらも是非読んでみてくださいね。
ハン・ジヒ代表によると、
2020年代に入り一時期、小道具協賛を控えていたとのことなのですが、
今年再び、韓国の映像作品にHANJIHEE CLASSICが登場しています。
ひとつは、
6月5日に韓国で公開となり、
日本では7月26日よりNETFLIXで独占配信される映画
「ワンダーランド:あなたに逢いたくて」
パク・ボゴムさん、ペ・スジさん主演で、その他共演者が豪華キャストとのことで話題になりました。
この作品に提供された小道具のひとつが、オレンジブルーのカリゲ(タペストリー)。
モシ(日本では苧麻やからむしと呼ばれる麻生地)で製作されたものです。
上のYouTubeの予告編映像の中でも一瞬、映りますが、どのシーンに登場したか見つかりましたか?
この「オレンジブルー」というデザインは、
くすみオレンジと濃紺をメインに、キャメルやカーキ、アイボリーを添えたさわやかで誠実な印象の色合いです。おしゃれなファッションを楽しみたいお客様に特に人気のデザイン。
各商品をご覧いただくとおわかりになるかと思いますが、
同じデザインでも、生地素材によって発色が異なり印象が随分変わったりするんです。
オレンジブルーというデザインの配色が最も美しく活かされているのが
サテンストールではないかと思っています。
今年メディアに登場しているHANJIHEE CLASSICということで、
もう一つは、バラエティ番組!
現在韓国SBS放送局で放送中の「シンドゥルリンヨネ(신들린 연애)」。
まだ日本語タイトルがなさそうなので、直訳になりますが、神がかった恋愛というタイトルの番組です。
恋愛リアリティショーで、出演者はMZ世代の若い占い師男女8人。
他人の恋愛運を占ってきた占い師が、
自身の恋の行方を占いながら、占いが示唆するものと、自身が抱く真の感情との間で時に悩みつつ運命の相手を探す、という何とも興味深いストーリーなんです。
この番組では、8人が暮らすシェアハウスのリビングルームや寝室に、
HANJIHEE CLASSICのファブリックインテリアが使われていて、
日常生活の中のHANJIHEE CLASSICを観て楽しむことができますよ。
今年の4月に私が釜山のHANJIHEE CLASSIC工房を訪れた際、
その数日前に江原道(カンウォンド)まで出張に行ってきたとハン・ジヒ代表からほんの少しお話を伺っていたんです。
ある番組に小道具協賛するのですが、とだけ伺って、どんな番組かまでは知らされなかったのですが、
それがこのバラエティ番組だったんですね。
その出張では、小道具のクッションや布団カバー、額装のチョガッポなどを
代表が直接、江原道の撮影地まで届けていらしたというお話でした。
上のYouTubeに映っている布団カバーは、撮影に入るにあたり、
その時に、ハン・ジヒ代表が自らベッドメイキングされたのだとか。
下のYouTubeのシーンは、
HANJIHEE CLASSICのカリゲで演出したセットで撮影されています。
この大きなカリゲ。
センチョミョンジュというシルクで作られたもの。
非常に限られた短期間の製作スケジュールで、
HANJIHEE CLASSICの職人さんが縫製にとても苦労されたと、後にハン・ジヒ代表から伺いました。
毎回放送での各出演者へのインタビュー場面でも、
この色鮮やかなセンチョミョンジュのカリゲが、背景に映りますよ。
麻のような触感が特徴の平織りシルクで、おそらく日本ではまだなかなか手に入らない生地だと思います。
そんなセンチョミョンジュというシルク。
小ぶりのカリゲに使われている生地と同色のものが、上のYouTubeでも映っていますね。
【過去の参考ブログ】