• Home
  • About
  • Blog
  • 2022/08/19 13:01

    "MADE in KOREA"のセレクトショップ
    「梅と木もれ日」

    いつもブログを読んでくださり
    ありがとうございます!

    今週は韓国のカリゲについてシリーズでご紹介しています。

    過去の記事はこちら

    当店では現在2サイズ展開のカリゲを販売中です。

    商品ページでもご紹介していますが、
    HANJIHEE CLASSICのカリゲは、
    日本の暖簾ともまた少し違う独特の風合いと魅力があります。

    最大の魅力は何と言っても、その素材により引き出される質感。

    素材はラミー(苧麻)100%。韓国語で「モシ(모시)」と言います。
    植物繊維の中で最高度の強度を持つと言われるほど
    丈夫な繊維でコシのある生地ですが、向こう側が透けるほど薄いのが特徴です。

    完全な目隠しではなく、視線を遮りながらも、
    空気や日差しは適度に通してくれるのが、モシ(苧麻)のカリゲです。

    そのため、
    光にかざした時と、壁に掛けた時とで
    パッチワークの色の印象が全く異なることも、
    この商品の楽しみ方のひとつです。
    光にかざすと、水彩画のようにも、ステンドグラスのようにも見えたりします。

    目で感じる涼感も、モシ(苧麻)ならではの魅力です。

    日本国内でも透け感のあるリネンの暖簾は販売されていますが、
    パッチワークの美しさを同時に楽しめる製品は、
    あまり見かけないのではないでしょうか。

    もうひとつの大きな魅力は、配色の美しさ。

    パッチワーク部分は
    赤、青、黄のシンプルな配色ですが、色合いが現代的でとてもおしゃれですよね。

    なんと、HANJIHEE CLASSICの工房で染めた生地とのこと。
    手仕事による風合いが、より一層、特別感を感じさせてくれます。

    パッチワークの縫製も目を見張るほどの技術です。
    ポジャギづくりをされる方はご興味がおありかと思います。
    縫製部分の写真を何枚か載せておきますのでご覧ください。

    韓国製のカリゲ自体、日本国内ではまだまだ流通が少なく、
    特に美しいチョガッポ(韓国パッチワーク)が施されたカリゲは、
    なかなか見かけないのではないでしょうか?

    HANJIHEE CLASSICの「コンテンポラリーカラー」の商品のうち、
    70cm幅の大きいサイズの販売は当店が国内初となります。

    伝統とモダンが融合するHANJIHEE CLASSICのカリゲ。
    日本の夏のインテリアに取り入れてみませんか?


    写真1:カリゲの裏面。一重仕立てなので、裏は縫い目が見えますが、裏から見ても美しさが損なわれない縫製の丁寧さ


    写真2:壁にかけたときのパッチワークの色の見え方


    写真3:窓辺にかけて、光を通した時のパッチワークの色の見え方


    写真4:カリゲのオモテ面からは縫い目が見えないように縫製されています。


    写真5:縫い代わずか約2mm!部分的に1mmほどになっているところも!


    写真6:カムチムジル(巻きかがり縫い)のようにも見えますが、実際カムチムジルなのかは確認中。

    写真7:モシ(苧麻またはラミー)という麻は、太くて丈夫なわりに、非常に上品で控えめな光沢が特徴。


    写真8:裏面の美しさ


    写真9:裏面の美しさ


    写真10:裏面の美しさ