2022/10/27 10:30
いつもブログを読んでくださり
ありがとうございます!
先日、大好きな韓国語の先生、李泰文先生による
国際理解講座に参加してきました。
李泰文先生インスタグラム
@gounsege
テーマは「또 하나의 언어」(もうひとつの言語)
“韓国人と心のコミュニケーションをとるためには、
もう一つの言葉を理解する必要がある。
真の心を知るきっかけにもなる、その言葉の正体とは?”
ということで、
韓国人の価値観や思考など国民性が表れる韓国語の紹介と、
言葉同様にコミュニケーション要素となるジェスチャーや行動様式など、
日本との違いを中心に楽しく学んできました。
改めて言葉も文化の一つであり、
言語というものの奥深さに気づかされました。
そんな学びの中で、
以前読んだ本を思い出し、再読してみました。
著者イ・ギジュ氏は、
新聞記者を経て韓国大統領府のスピーチライターを務めた方で、
この本では、言葉の性質や言葉が人間社会に与える影響など、
言葉を通したコミュニケーションの力について書いています。
私は著者の理知的で示唆に富んだ文章がとても好きで、
普段、本はあまり買わず専ら図書館で借りてくるのですが、
この本は手元に置いておきたい一冊として本屋さんで購入しました。
鈍感力について書かれた部分は、
折に触れて何度も読み返したくなる章です。
「いい意味での鈍感力が切実に求められる時代に、私たちは生きている。」(P.97)
以前働いていた職場で、
ストレスの負荷が高まったときには決まって、
気の合う同僚と
「今一番欲しいものは何?」
「鈍感力」
と会話していたことを思い出します。
この章では、
ミリオンセラーになった渡辺淳一氏の著書「鈍感力」についても触れられており、
鈍感力が備わることで言葉の品位も高まるのだと、
イ・ギジュ氏は述べていますが、
この考え方もとても奥深くて興味深いです。
この本は、
東方神起のチャンミンさんがSNSで紹介したということもあり、
日本でも話題になりました。
そして、
訳者のあとがきも、
なかなか面白く読み応えのあるあとがきです。
言葉に関心のある方は是非。
おすすめです。
「言葉の品格」イ・ギジュ・著 米津篤八・訳 光文社(2018)
